UJIEN ― 元データの注意書き

ありました。
そして答えが書いてありました

ujien_logo_original.ai に、色についての注意書きが入っていました。
「2色をどう使い分けるか」という問いは、これで解けます。そして私の推奨を1つ取り消します。

見つかった注意書き

元データの注意書き
brand/logo/master/ai/ujien_logo_original.ai より。文字データとして抽出できなかったため、実際に描画して読み取りました。
カラーが使用できる場合はマーク部分のみカラーでお願いいたします。
コート紙の場合 C60 M36 Y100 K60 が標準
紙質により沈んで黒に見える場合は
C60 M36 Y100 K40 程度までは調節可です。

ファイルの中身も確認しました。使われている色は3つだけでした。

使われている数何に
C0 M0 Y0 K100292 箇所ロゴ全体。これが既定です
C60 M36 Y100 K601 箇所カラー版のマーク(標準)
C60 M36 Y100 K401 箇所カラー版のマーク(調節例)

これで「2色問題」が解けます

2色は、対等なペアではありませんでした。

K60 が正しい色です。K40 は「紙が悪くて色が沈み、黒く見えてしまうときだけ、そこまで明るくしてよい」という逃げ道でした。

K60 ― 標準C60 M36 Y100 K60 これが正しい色です。ふだんはこれだけを使います
K40 ― 調節の上限C60 M36 Y100 K40 紙のせいで沈んで黒く見えるときだけ、ここまでなら明るくしてよい
お渡しいただいたスクリーンショットのラベルが、そのまま正解でした。
「旧規定 標準(K60)」「旧規定 下限(K40)」――標準下限。まさにその関係です。
🚨 先日「2色対等・場面で選ぶ」とお答えいただきましたが、それはこの注意書きを見つける前のことでした。元データの指定に従うなら、色は1つ、K40 は許容範囲という扱いになります。

ご指示とも一致していました

「基本的にロゴはマスターカラー、ロゴタイプは臨機応変に自由に」というご指示。元データの「マーク部分のみカラー」と、同じことを言っています。

元データの指定今回のご指示
宇マークカラーが使えるときはカラーマスターカラーを使う
漢字・ロゴタイプ黒(K100)のまま臨機応変に自由

元データは「黒のまま」と言い、ご指示は「自由に」と言っています。厳しさが違うだけで、向きは同じです。既定は黒、変えたいときは変えてよい、という形にします。

🚨 推奨を1つ取り消します

前回、「選んだ色 #3d4b09 を正として、CMYK の指定を直す」とお勧めし、ご承認いただきました。この推奨を取り消します。

理由:CMYK のほうが、創業時からの正式な指定だと分かったからです。
C60 M36 Y100 K60 はロゴの元データに書かれた指定です。#3d4b09 は、あとから誰かがそれを画面用の値に変換したもので、変換の出どころが確認できません。
私の推奨どおりに CMYK を書き換えると、創業時からの指定を上書きすることになります。

どれくらい違うか

明るさ黄みの強さ
#3d4b09(あとから作られた画面値)L* 29.5b* 34.1
C60 M36 Y100 K60 の刷り上がり#475326L* 33.3b* 24.6

刷り上がりのほうが少し明るく、黄色が弱いです。差は ΔE 5.1 ―― 並べれば違うと分かる程度です。

どちらを正とするかで、起きることが変わります。
CMYK を正とする → 画面の値が #475326 に変わります。紙と画面が一致します。創業時の指定を守れます
#3d4b09 を正とする → 印刷の指定を書き換えます(コート紙 C79 M62 Y100 K40)。創業時の指定から離れますが、お選びいただいた見た目は守れます

マスターの緑は、どちらを正としますか?

前回とは違う情報が出たので、改めて伺います。私の推奨は「CMYK を正とする」に変わりました。

グレーは「スミの%」で確定(ご承認済み)

1つだけ、印刷の作法に合わせて直しました。文字は網点にしません。

小さい文字を網点で刷ると、線がガタつきます。印刷では、文字はスミのベタ(K100)で刷るのが決まりです。網点を使うのは面と罫線だけにします。
刷らない
地色#ffffff 紙の白そのまま。生成りが欲しいときは紙を選ぶ
K10
薄い面#efefefカードの地・区切られた面
K20
罫線(細)#dedede目立たせたくない仕切り
K40
罫線#b7b7b7表の線・区切り線
K60
薄い文字(大きめのときだけ)#8c8c8c 🚨 小さい文字には使いません。網点なので潰れます
K100
★ 本文・小さい文字・ロゴタイプの既定#333333 スミのベタ。1色刷り・箔押し・刻印・スタンプもこれ。元データの既定色でもあります
元データが K100 一色だったこととも、きれいに合いました。ロゴの既定は黒(K100)。カラーはマークだけの例外。スミの%で組む案は、創業時の作り方をそのまま数値化したものになります。

ここまでで決まったこと

項目決定
宇マークマスターカラー固定
ロゴタイプ既定は黒(K100)。臨機応変に自由に変えてよい
グレースミの%で定義(文字は K100 ベタ、網点は面と罫線だけ)
地色純白 #ffffff。生成りは紙で出す
白抜き純白 #ffffff に統一
業態カラー廃止(碾茶・新芽・焙煎)
マスターの緑K60 が標準/K40 は沈むときの調節上限。色コードは第4章の判断待ち

ほかに気になることがあれば

詳しい数字を見る
役割印刷画面刷り上がり実測L*
地色刷らない#ffffff紙の白100.0
薄い面K10#efefef#efefef94.4
罫線(細)K20#dedede#dddede88.4
罫線K40#b7b7b7#b6b7b774.3
薄い文字K60#8c8c8c#8c8c8c58.3
本文・ロゴタイプ既定K100#333333#332d2b19.0

元データ ujien_logo_original.ai(Adobe Illustrator 29.5・2026-05-08 保存・2ページ)の描画命令から CMYK を直接抽出。使用色は C0M0Y0K100 が292箇所/C60M36Y100K60 が1箇所/C60M36Y100K40 が1箇所 の3つのみ。
注意書きは文字データとして抽出できなかったため、2.2倍で描画して読み取りました。
CMYK→sRGB は Japan Color 2001 Coated(日本のコート紙の印刷標準)で変換。C60M36Y100K60 → #475326(L*33.3 a*−12.9 b*24.6)/K40 → #5c6a2e
#3d4b09 は L*29.5 a*−15.5 b*34.1。標準プロファイルのどれとも一致せず、変換の出どころは特定できませんでした。
🚨 いずれも標準プロファイルでの計算値です。入稿前に現物で色校正してください。

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